カテゴリー「◆“汗”の快感」の記事

2009年6月13日 (土)

ニュージーランド & スカッシュ再び「アオテア・ランギ」

Photo_2型インフルエンンザが南半球にも拡大し、ついにパンデミック(世界的大流行)が宣言された。世界保健機構(WHO)では警戒度を最高のフェーズ6に上げて注意を促した。昨年、スカッシュの世界大会(ワールド・マスターズ)に参加するために訪れた愛すべき国、ニュージーランドのことが心配だ。ということで、スカッシュをするためにニュージーランドを再び訪れた。場所は渋谷区恵比寿。どこがNZだ?疑問を持たれるのはごもっとも。正確な日本語を使って説明しよう。ニュージーランドへの旅で一緒だった仲間たちのホームコート「コナミ スポーツクラブ恵比寿」でスカッシュをした後、ニュージーランド料理の店「アオテア・ランギ」で食事をしようという企画だ。

Photo_3 2008年10月、かなり遅めの夏休みを無理やりとって出かけた羊の国。美味しく、美しく、実に良い国だった。良い旅だった。日本に帰ったらツアーに参加したメンバーで集まろう!と盛り上がった。ところが参加者の半分以上はスカッシュのインストラクター。平日も遅くまで仕事をしており、休日もばらばら。なかなかスケジュールが合わず、結局企画は中止。それから半年以上も経ったある日、企画(一部)復活のきっかけができた。仕事でご一緒のノルウェー系企業の社長(ノルウェー人)から再びスカッシュのお誘いがあった。彼のホームコートは恵比寿。ツアーで一緒だったメンバーとインストラクターが在籍しているクラブだ。さっそく連絡をして、メンバーの女性とコートで合流することになった。

Photo_5

久しぶりです〜♪」「元気だった?」そんなことばとは裏腹に、久しぶりという感じでもなく互いに挨拶を交わす。成田空港は別にして、日本で会うのは初めて。なのに不思議と違和感がない。1週間以上もツアーで濃厚接触していたためか、スカッシュ・シンドロームという同じ病に冒されているためか。でもNZでは試合三昧の日々。一緒にスカッシュをやってもいないことに気付く。それも不思議。ノルウェー人社長も合流し、お気楽夫婦と4人で交互にコートに入る。ふだん一緒にプレーしない相手とのラリーは新鮮。ニュージランド人社長も嬉しそうだ。「IGAさん、今日はとても楽しかったです。将来もやりましょう!」はいはい。そんな長期的に語らなくてもダイジョ〜ブですよ。また一緒にやりましょう。

Photo_6 カッシュの後は、ニュージランドへ。「アオテア・ランギ」の名物「グリーン・マッスル」に舌鼓。ポットに入ったグリーン・マッスル(ムール貝)を3種類のソースで食べ分ける。マオリハーブの大蒜バターソース、トマトソース、ゴルゴンゾーラ・クリームソース。えぇいっ!と3種類ともオーダー。かりかりのバゲットに良く合う。「どれも美味しいですねぇ♪ニュージランドではグリーンマッスルは食べられませんでしたね」「どの店でも料理が一気に全部出てくるのには驚いたよね」半年前の記憶とスカッシュという共通の話題を肴にニュージランドワインを飲む。旨い酒だ。良い夜だ。よし、もう1軒行こうか♪

近所の友人の同級生の店「ティオ・ダンジョウ」を横目に見ながら、前々職の会社の大先輩が経営するバー「OU」へ。それにしても良い街だよね、恵比寿は。「なんだか妙に恵比寿好きだよね。私以外の女性を大勢連れて来てるもんね」ふふふ、恵比寿には秘密があるのさ。「あ、そう」妻は軽くスルー。「またスカッシュしに来てくださいねぇ♪」あ、気を遣わせてすまんすまん。またぜひお邪魔します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月17日 (土)

酔人綺譚「カレンダーの謎、振袖の夢」

Photo_2 る寒い日の朝、トイレに入ってすぐに異変に気が付いた。まだ1月の半ば、正月気分も抜けきっていないというのに、目の前だけが2月になっていた。壁に貼られた全日空のカレンダー。1月の富士山が、なぜか2月の知床半島に。「昨日寝るまでは1月のままだったんだよ」と、妻の証言。確かに、洗面所の同じカレンダーは、1月の富士山のままだ。わが家だけがタイムスリップした訳でもなさそうだ。「夜中に起きて破いたのかなぁ・・・」妻は、“誰が”とは言わなかったが、明らかに非難めいた口調で、私に向かって呟く。そう言えば、記憶の端っこの方に“ある音”が残っていた。その、びりびりという音を聞いた気がするのは、トイレの中だったのか。「なぜまだ1月のままなんだ」と怒ったように呟いたのは誰だったのか。

Photo_3日、スカッシュのスクールメンバーと一緒に酒をたっぷり飲んだのは覚えていた。プロコーチや日本上位ランカーなども参加したスカッシュ男女混合団体戦の帰り。途中から合流したコーチと一緒に、沖縄料理屋で泡盛を飲んだことも。店でひと眠りしてしまい、目覚めて飲み直そうとしたら、もう一滴も受け付けない程、満タンだったことも。うぅ〜ん、その後はどうしたんだったか。あっ、もしかしてこれは“部分記憶喪失”と呼ばれる症状ではないか。「じゃあ先に出るよ!」妻は記憶喪失に罹った私を、無情にも置き去りにして出社してしまった。それにしても頭が痛い。喉が異常に渇く。これも記憶喪失の症状のひとつか。あぁ、辛い。このまま記憶が戻ってこなかったらどうしようか。失った記憶はどんなものなのか・・・。

Photo_4ぁ〜、IGAIGA(私のこと)この前は楽しかったねぇ♪」数日後、団体戦の後に一緒に飲んだ友人(♀)にスポーツクラブで声を掛けられた。「あの日はみんなすごい飲んでたよね。私も翌日まで気持悪くて・・・」確かに。「帰りの電車の中で、振袖姿の成人式の女の子に、きれいですね、きれいですねぇって何度も言ってたよ。すいません、この人酔っ払いでって謝っておいたけどね」え!それも失われた記憶のひとつ。思わず、私はジローラモだったのか!と自分に突っ込む。「なんか、可愛いくて、とても良い娘でさ、ありがとうございますって言って笑ってたけどね」断片的に振袖の鮮やかな柄と色合いが蘇る。あぁ、あれは夢じゃなかったのか。けれど、顔は全く浮かんでこない。別の意味で残念。

う言えば、店で寝ながら拍手してたしね」え、私が?まさか。まるで酔っ払い丸出しじゃないか。「電車の中でも拍手してたよ」2人の会話に妻も入って来た。複数の証言がある以上、事実なのだろう。なるほど。右手が使えないため選手としてはほとんど参加できず“監督”として臨んだ団体戦。妻をはじめとした選手たちのプレーに拍手し、酔って眠った夢の中でもグッショット!とか言いながら拍手し続けていたのだろう。我ながら良いヤツ。その時、私の記憶が蘇った。トイレに座り、几帳面にも画鋲を外して、1月のカレンダーを破り、2月のカレンダーを眺めながらにんまりしたのは紛れもない私だ。現実と夢の端境で、夢の中の出来事とは思わず、現実の行動を無意識に起こしてしまう。思わず笑ってしまう出来事。

これだから酔っ払いはやめられない。すると「ただの酔っ払いでいられるのも、私が連れて帰るからでしょ」と妻。まぁ、おっしゃる通りです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 8日 (土)

日の丸を背負って「ワールド・マスターズ・スカッシュ」

Photo_2の夏、北京オリンピックをTVで観ながら日の丸の重さについて考えさせられた。日の丸の重圧に負けて力を出し切れない選手がいた。事前準備や采配を酷評された監督がいた。国の代表として試合をすることがいかにたいへんなことか。参加することに意義があるとばかりは言っていられないプロの世界は厳しい。ところで、ワールド・マスターズ・スカッシュの(選手選考も全くない)日本チームの一員として、お気楽夫婦も初めて日の丸を背負った。ツアーメンバーの女性プロの1人がデザインしてくれた揃いのポロシャツ。胸に日の丸、背中にJAPANの文字。誇らしくもあり、妙に気恥ずかしい。日の丸を背負うに足る実力がないという自覚があるからこそ。逆に言えば(おこがましいけれど)それも日の丸の重圧。

Photo Photo_4会の初日。ツアーメンバー全員で開会式に参加し、お揃いのポロシャツで記念写真を撮影。お気楽夫婦も照れながら写真に収まった。けれどこの写真の中には文字通りの日本代表選手と言えるメンバーも多く、彼女たちは結果も残した。女子OVER35では、スペシャル・プレート(本戦2回戦負けドロー)とプレート(本戦1回戦負けドロー)のベスト4にそれぞれ3人づつ進出し、決勝はいずれも日本選手同士の対戦になった。つまり参加メンバーは、全体の9位、10位、11位、17位、18位、19位、ということ。素晴らしい成績。自分たちの試合の関係で彼女たちの試合はひとつも観戦することができなかったけれど、インチキ日本選手団の一員としてとても誇らしい気持だ。

Photo_3 して、お気楽夫婦の戦績と言えば、全敗・・・。本戦1回戦で負けた後、プレート戦、さらにその敗者のプレート戦、さらにその敗者のプレート戦と、これでもか、これでもかと試合が組まれていた。初日の練習を含め、いずれも短時間とは言え5日連続スカッシュをしたのは初めての体験。その上腱鞘炎が完治しない右腕。ボールを打つ度に痛みをこらえながら試合を行うのは正直に言えば辛かった。手首のコックは利かず、甘いボールが多くなる。そこを決められる。「腕が使えない分、脚を使いましょう」コーチの山ちゃんのアドバイス通り、懸命にコート内を走った。以前のように打てないショットを補うために。そして、最終日を迎える頃には、毎日の疲労が積み重なり、お尻の筋肉はぱんぱん。もう出たくないと泣き言を零しながら会場に向かう。それでも最後だからと初勝利を目指して。

Photo_5 ころが、会場に到着し受付を行うと「おめでとう!今日は楽な試合だったね♪」とスタッフ。え?もしかしてW/O?聞けばやはり相手が故障しての不戦勝だという。え〜っ!腕にテーピングもして今日は万全だったのに・・・。上がっていたテンションを下げるために試合を行うはずだったコートに入ってみる。残念だけれど、ちょっと安堵している自分もいる。「ちょっと打とうよ!」一緒に付いて来てくれた友人がコートに入って来る。ラリーを続ける内に身体も温まる。腕の具合も悪くない。20分、30分とプレーを続ける。「調子良かったじゃないの」と、観戦していた妻。日の丸を背負わず、公式試合でもない、NZで初めてリラックスしたプレーができた。やはりこんなスカッシュは楽しい。「やっぱり私たちは試合よりも、お気楽スカッシュだね」帰国後、大会の記念品を整理しながら妻が呟いた。「でも、楽しかったね。また何年後かに、皆で一緒に参加したいね」2人にとっては、オリンピック同様に参加することに大きな意義があったワールド・マスターズ・スカッシュだった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月 3日 (月)

キーゥイはフレンドリーな体育会系?「NZ人気質」

Photo_7 ールド・マスターズ・スカッシュの試合会場で突然話しかけられる。「グッダイ!君は日本人かい?だったら○○さんを知っているかい」さぁ・・・知らないですけど。「あぁ、そうか。残念だ。彼と対戦するんだけど、試合前に話をしたかったのに」・・・なるほど。敵を知るというよりは、わざわざ9,000㎞を飛んできたスカッシュ仲間と友好を深めたいという雰囲気。「ところで、君の相手は?」対戦表を示すと、「おぉ、彼はキーゥイだね。良い試合を!」と会話が続く。ニュージーランドの人々は自らをキーゥイと呼ぶ。キーゥイとは羽が退化して飛べなくなった鳥、ニュージーランド固有種「キーウィ・バード」のこと。その呼称にはネガティブな響きはなく、むしろ親しみを込めて呼ばれている。マオリと呼ばれるニュージランドの先住民にキーゥイに関する寓話がある。森の王からの要請で、地上の虫たちによって病んだ森林を守る鳥としてキーゥイが地上に降りたという。自利よりも他利、相手を思いやる気持の象徴。

Photo_4

ールド・マスターズの会場にはそんなホスピタリティの心が溢れていた。OVER35や40のトップクラスの試合はともかく、OVER55、OVER60ともなると、試合よりも親睦優先。試合が終わると勝った選手が「Would you like some drink?」と負けた選手に飲み物をごちそうする。そしてもちろん自分の分も買ってきて「Cheers!」とビール瓶で乾杯。だから、あちこちの会場でビールやワインを片手に審判する選手たちの姿が見られる。妻が試合を終え、対戦相手のキーゥイのおばちゃんと記念品を交換。(女性の場合は飲み物ではなくプレゼントが多いようだ)記念写真を撮り合い、握手。「ニュージーランドは楽しんでる?試合は楽しんでる?」と聞かれる。「えぇ楽しんでますよ♪良い街ですね」と答えると、「それは良かったわ」と実に嬉しそうに再度握手を求めてくる。

Photo_5ぢゃれたワインバーでスタッフに写真を撮っても良いかと尋ねると、「私が撮りましょうか?」。暗い店内でフラッシュがたかれる。周りの客も温かく見てくれている。「縦位置でもう一枚撮る?」実にカジュアルでフレンドリー。あるワインショップでも「ニュージーランドを楽しんでいるかい?」ええ、毎日美味しいワインをたっぷり飲んでますと答えると、「それは良い」と何種類も試飲をさせてくれ、NZのワインの美味しさを丁寧に説明してくれた。(つい2本も購入してしまった)そして、そんな会話は「良い旅を!」と締めくくられる。

Photo_5

ーバーを眺めるレストランではスタッフが気さくに話しかけてくる。「どこから来たの?日本?だったら東京かい?東京には人がたっぷり住んでるんだね。この海鮮プレートは大きいって?僕はそうは思わないけど。でも、とても美味しいよ」早口のキーゥイ・イングリッシュでたたみかける。(実際このムール貝、手長海老、ホタテ、イカなどをたっぷり乗せたリングイネは、一皿でお気楽夫婦2人が食べるのに充分な量だったけれど)いずれもその口調は柔らかい。そして何よりも人種に対する偏見が少ない(ように感じる)。マオリ語やマオリ語に由来する固有名詞が街に溢れ、観光客の視線で見る限り、ヨーロッパ系の人種とマオリ、アジア系の人々が自然に融合してもいる。

Photo_8 して気付けばNZの街にはスポーツウェア姿、バックパッカー姿の人々が実に多い。通学の子供たちだけではなく、通勤姿の大人(女性も)が本格的なサイクルウェア、ヘルメット、アイウェアで街を颯爽と走っている。だから、会場間を移動する日本選手団のスポーツウェア姿は違和感なく街に溶け込む。そうなのだ。この国はスポーツが身近にある。国民的な人気のラグビーのニュージーランド代表チーム「オール・ブラックス」に代表される「観るスポーツ」だけではなく、ラグビー、テニス、スカッシュ、ヨットなど地域に密着したクラブ育成のプログラムがある。そして何よりスポーツを愛する、自然を愛するキーゥイ気質はそのライフスタイルに現れている。フォーマルよりカジュアル。ファッショナブルよりスポーティ。人懐っこく、フレンドリーなキーゥイは体育会系。ワールド・マスターズ・スカッシュのホスト国として、実にぴったりのお国柄だった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月 2日 (日)

リンコウくん登場!「マスターズ・スカッシュと世界の水準」

Photoールド・マスターズ・スカッシュOVER35の予選。こんな相手にここで負けたら皆に合わせる顔がない!(本人談)との思いで勝ち進んだ、我らがコーチ兼ツアーの団長でもある山ちゃん。本戦の1回戦の相手は、シード選手のPascal LINCOU(FRA)。ん?どこかで聞いたことがある名前だな。会場はクライストチャーチ・フットボール・クラブ。試合開始が遅い時間ということもあり、その日の試合を終えた日本選手団(結団はしていないが)20数名がほぼ全員集結した。4面のコートの後方にはガラス張りの窓を隔てて大きなメンバーズ・サロン。カウンタバーで、ソファで、ワインやビールを飲みながら観戦できる。試合を終えた大勢のマスターズたちが赤ら顔で戦績を語っている。

Photo_2 合開始直前、コート後方にワイングラスを片手に集まる日本応援団とフランス応援団。それにしても対戦相手の名前が気になる。フランス応援団の1人にこっそり尋ねた。彼は元チャンピオンと同じ名前だけど・・・。「そうさ!パスカルは兄貴だよ!一緒にプレーしてたんだ」うひゃ!やはりそうか。山ちゃんには伝えないでおこう。両国の大応援団の前で試合が始まる。息詰るラリーの応酬。1ゲームだけなら文句なく世界的プレーヤー(IGA評)の山ちゃんがリード。フランス応援団から激が飛ぶ。「Allez! Pascal!(行け!パスカル!)」声援に応えるように彼のボールがニックに決まる。「C'est Bon!」確かに素晴らしいショットだ。そして、山ちゃんのクロスがバックコートに突き刺さる。C'est Bon?フランス応援団に尋ねると「Oui,C'est Bon!」と微笑まれる。良いヤツらじゃないか。お礼にワイングラスを掲げる。(ルネッサ〜ンス!などとは言わなかったが)1ゲーム目は山ちゃんが先取。

Photo_3 の後もお互いに素晴らしいラリーが続く。日仏それぞれの応援団は相手のグッド・ショットにも拍手を贈る。実に良い試合だ。2ゲーム目からは次第にリンコウくんの自力が勝り、3バックで山ちゃんは惜しくも敗退。試合が終わり、フランス応援団の1人と話し込む。おめでとう。「Merci!YAMAZAKIは怖い選手だね。良い試合だった」ありがとう。聞けば、彼らはインド洋に浮かぶフランス海外県「レユニオン島」に住んでいる仲間だと言う。リンコウ兄弟はレユニオンの出身で、パスカルくんは今でも島で体育の先生をしているらしい。応援団も全員今大会に参加しており、今日は全員で応援に来たと言う。じゃあ、皆で一緒に写真を撮ろうよ。「おぉ!良いね!」ということで、2人の選手を囲み記念撮影。お互いのプレー(と応援)を讃え合い握手を交わす。この試合を観戦できただけでもNZに来た価値がある。パスカルくんにはぜひとも勝ち進んで欲しいものだ。

ころが、山ちゃんに尋ねると「いや、次は厳しいでしょう。相手は第2シードだし、現役ではなくても間違いなくPSAのトッププレーヤーだったでしょうからね。今日は僕が負けましたけど、ショットの切れは僕の方が良かったし、彼のショットだと通用しないでしょう」う〜ん、そんなものか。

Photo_4 して翌日。顔見知りになったフランス選手団の何人かと顔を合わせ挨拶。Bonjour! パスカルは今日はどうだい?聞けば、これから試合だとのことで2階から応援。・・・・・凄い。パスカルくんも善戦してはいるものの、第2シードのScott GARDINERのショットは桁違い。パスカルくんの素晴らしいショットを涼しい顔をしてリターンするばかりか、なぜそこに打てる?というコースにもの凄いスピードのショットが突き刺さる。ショットのヴァリエーションが無数にある。パスカルくんはコート内を動かされまくり、電池切れ寸前。ふぅ。これが世界のトップレベルのプレーか。パスカルくん、0-3で負けた後も、コート内でしばらく動けず。相手は息を切らした様子もなく、とっくにコートを出てしまった。パスカルくんに声をかけ写真を撮ろうとすると、辛うじて笑顔を向けてくれた。前日とはまるで別人。山ちゃんが、OVER35参加の女性プロたちが、身体で感じたかったという世界の水準がそこにあった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 1日 (土)

選択と集中「羊の国のスカッシュコート」

Sq 本国内にあるスカッシュコートの数は500面弱。全国で230余りの施設に平均2面程度しかないという計算になる。それもほとんどが総合スポーツクラブの中にちんまりとある場合がほとんど。スペースの割には稼働率が悪いという理由で開設当時に何面かあったコートが徐々に減らされ、いつの間にかなくなってしまったクラブもあるらしい。スカッシュ専門の施設は全国に数えるほどしかない。供給数(コート数)はニーズ(競技人口)と比例する。経済的な側面から見れば仕方がないことではある。ニュージーランドの施設数は約300。ほとんどは専門施設かテニスやラグビーなどの併設クラブ。仮に平均4面として1,200面。スカッシュプレーヤーとして、羊の国のスカッシュコート事情は涙が出るほど羨ましい。

Photo_5 イトフライトでニュージーランドに到着した当日。ホテルに荷物を預け向かったのはクライストチャーチ スカッシュクラブ。ダウンタウンから歩いて10分程の閑静な住宅街の一角に建つスカッシュ専用のクラブ。コート数は5面。2階からも観戦できる構造。眠そうな顔をしていたツアーメンバーの目が輝く。お気楽夫婦が参加したこのツアー「山崎コーチと行くワールド・マスターズ・スカッシュ」の参加メンバーはほとんどが女性プロコーチ。OVER35以上のシニア大会とは言っても、現役の全日本ランキング上位者が参加するメンバーの顔ぶれは豪華だ。5人の女性プロ、アマチュアながら全日本選手権出場経験者が2人、そしてナショナルコーチの山ちゃん。素人プレーヤーはお気楽夫婦を含め4人だけ。2時間の練習とは言っても、日本では到底望めない贅沢な練習だ。

Photo_6

人4人は山ちゃんのレッスン。2階からキーゥイのオヤヂたちが不思議そうに球出しやパターン練習を眺めている。時差ぼけ、寝不足の身体が急激に目覚める。心配していた右腕も使えそうだ。男前の鍼灸師の先生に感謝。そして女性プロの1人を指名してパートナーをお願いする。贅沢三昧。それにしても、羊の国は日本よりも国土の面積は狭いはずなのに、施設も、街も、街路も住宅も広々。かつて兎小屋と呼ばれた日本の住宅と比べると圧倒的に余裕がある。※羊の国の面積は26.8万㎢、兎の国は37.8万㎢と30%程度広いけれど、人口は兎の国が1億2,765万人に対し、羊の国は僅か427万人。なんと60分の1。そりゃ違うわ・・・。ちなみに羊の国の羊は3,000万頭以上らしい。羊と人間の数を合わせても日本の1/3。1人ないしは1頭当たりの国土面積は倍以上、人間だけだったら20倍以上ということだ。実感、納得の数字。

Photo_7

れにしてもスカッシュコートの数は人口比較以上の差がある。イギリス連邦でもある羊の国で盛んなスポーツは、ラグビー、クリケット、スカッシュ、テニス、ヨット、スキー、登山など。今年の北京オリンピックNZチーム選手団は15競技の185人で、9個のメダル獲得。それに対し日本選手団は26競技の339人で25個のメダル。数字上で比較するとNZは人口の割にオリンピック代表が多く、メダル獲得数も多い。参加競技数が少ないことからも、選択と集中で各競技のレベルを高めていると言える。残念ながらスカッシュはオリンピック種目ではないけれど、NZで“選択”されたスポーツということだ。NZ滞在2日目、私の初戦の会場であるバーンサイドSQクラブに向かった。並木道を車で10分余り、広大な公園の一角にそのクラブはあった。コート数4面のスカッシュとラグビーのクラブ。クラブハウスの隣にはラグビー場が数面(何面か分からない)広がっている。ふぅ。豊かさとは何だろう。タクシーを降りる時に女性運転手に声を掛けられた。「グッド・ラック!良い試合をね!」・・・ほんとに、豊かさの尺度は何だろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 5日 (日)

スカッシュと酒の関係「アフタースカッシュ」

Photoュージーランドへ。いつの間にか、そんなことになってしまった。右腕で、絶好調でも、日本の水準でも、オープントーナメントで勝つことは難しいのに、いきなり世界大会。実に大胆だ。言い換えれば、無謀だ。でも、だからこそ楽しもう。そんな開き直った気持になった。とは言え、鍼治療の効果が出てはきたものの、右腕はまだ以前のようには使えない。利き手ではない左手でのインチキスカッシュは、奇跡的に上達してきたけれど、初心者としては上手という程度。とても世界各国から集まる選手たちに勝てるとは思えない。いや、勝てないまでも対戦相手に失礼のないプレーができる水準までには持って行きたい。よしっ!ちょっと頑張ってみるか。ミキちゃんのように、世界に羽ばたいてみるか!(ちょっと大げさ)

して、ある週末、ニュージーランドにも同行するコーチと共に、高原リゾートでのスカッシュ合宿に参加した。2日間で4コマのレッスンと、2時間の交流試合が予定されている。お気楽夫婦が1ヶ月かけてやる練習を2日間でやるぐらいの内容だ。参加メンバーは、東京近郊の複数のスポーツクラブから集まったスカッシュフリークが20人弱。インチキサウスポーの私は中級、右手で参加する妻は中上級のクラスに振り分けられた。初めて会う方々とは言え、共通言語はスカッシュ。お互いのプレーを見ていれば、その人のキャラクターも想像できる。強気のプレーをするけれど、優しい気持の人かな。言い訳が多いこの人はプライドが高いのかな。右手が使えないことで、普段の自分より目線を下げて他人のプレーを見ることができる。右手だったら難なく取れるボールが、左手ではとんでもなく難しいボールに変わる。だからこそ気付くこともある。

Photo_2 宿初日の練習を終え、同じ施設内にある温泉に浸かり、その後はお楽しみの宴会。帰らなくても済む、という安心感と開放感が底なしの“飲み”を誘う、ある意味大人げない宴会になることが多い。そして、この合宿でそれを改めて実感することになる。コーチ陣を含め20人を超える宴会。時間制限があるようなないような飲み放題。中には食事の後に自主練習をするためにお酒を控える人がいるけれど、ほとんどは半ば宴会目的で合宿に参加するエンジョイ・スカッシュ・プレーヤー。かくいう私もそうだけど、この記事の前半ではちょっと頑張ってみるか!と決意したはず。その辺りが酒飲みの弱さ、だらしなさ。飲んでしまった。たっぷりと。当初から2次会を想定しているコーチが用意させた大量のビール、メンバーが持ち込んだワイン、日本酒、おつまみと共に部屋飲みに突入。あぁ、世界が遠くなる。

カッシュコートの中の姿を見て、その人のキャラクターが分かる、などと嘯いていた私はまだ青いな!と痛感。人は多面的であり、スカッシュで解放される人もいれば、酒で解放される人もいる。かくいう私もスカッシュで(酒でも)ストレスを解消しているのは事実。しかし、それは解放され過ぎ。コートでの姿から豹変し、反則技を繰り出す女性が出現。スカッシュにいろんなプレースタイルがあるように、酔い方もそれぞれ。犠牲になった若手男性コーチには気の毒だったけれど、これも接客業の通過儀礼のようなもの。冥福を祈りつつ、翌日のレッスンに臨む。しかし、強烈な二日酔い。それでもなんとか倒れずに頑張り、最終レッスンを終える。「いやぁ、IGAさんの左は良い感じになってきましたね」そうだね、右手も多少は使えるようになってきたし、後は試合の前日にいかに飲みを抑えるか、だね。「分かっているのに、酔っぱらいって、おバカだよねぇ。また繰り返すんだよねぇ」と妻。・・・確かに。温泉に浸かって、また昼食時にビールを飲んだ私は、学習できない酔っぱらい。世界は、遥かに遠い。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008年9月27日 (土)

先生は男前な女性鍼灸師「オアシス」

Photo痛が治らない。桜の頃にテニスをやって痛めた、腱鞘炎。数ヶ月も放っておいたが、自然治癒の気配は全くない。さすがにこれはいかんと治療を始めることにした。しかし、どんな治療が良いか。整体やボクササイズは長期的な効果はあるが、患部の治療というよりは、むしろ予防。整形外科ではせいぜい湿布や電気治療。短期的に効果があるとは思えない。どうしようか。そんな時、「あら、私も肘の治療してるんだ。IGAさんも行く?」と、スカッシュ仲間Kに勧められ、彼女が通うスポーツクラブの中にある「Sports Massage Room オアシス」という治療室に通うことになった。担当の先生はすらっと背が高く、ハスキーヴォイスの、さっぱりとした性格の酒豪。宝塚の男役出身の(と言ったら誰もが信じる)男前な女性。やはりスカッシュ仲間と一緒の酒の席と、披露宴でご一緒だった。

療初日。ただの飲み友だちだった美しい女性が白衣で目の前に現れ、先生と患者の関係になる。ちょっと緊張。「では、上半身裸になってください」え!ま、そうでしょうけど。緊張が高まる。最近ちょっと脇腹のたるみが気になっていたのに。(そっちかい!)「IGAさんは、痛みに強いですか」いいえ(涙)。痛いのか?やっぱり。さらに緊張が高まる。「はい、分かりました。では肘の状態を診させていただきますね」肘の周辺から、手首、肩、腕と張りの状態を確かめる。「じゃあ、まずは仰向けに寝てください。鍼を打って行きます」怖くて目を開けていることができず、ましてや患部を見ることなどできない。鍼を打たれることに集中しないようにと意識すると、逆に患部に意識が集中してしまう。ぷち。ふぅ。それほど痛くはない。ぷち。ぐわっ!痛い。打たれた場所から指先まで熱い痛みが瞬間的に走る。「あ、ごめんなさいね」と言いながら、ぷち。セーフ。ぷち。あつっ!ぷち・・・。永遠かと思われる緊張の時間が続く。

Photo_2い。では次に電気通して行きまぁす♪」ん?今、ちょっと声が楽しそうだったか。「まず肘の横です」ぴくん。「次は上です」どくん、どくん。「脇の下です」ぐぇっ!「最後はここです」どくん。おぉっ!カエルの電気実験のように、勝手に指が動く。肘から腕を通って指先までが波打つ痛み。数分間の実験が終わる。思わずふぅ〜っと深いため息が漏れる。「はい、次はお灸です。熱かったら言ってください」既に熱いんですけど、とは言えない。どこまでが我慢すべき熱さなのか、基準が分からない。「はい、頑張りましたねぇ。次は腕全体をマッサージします」や、やっぱり私は頑張ったのか。熱かった。と思う間もなく、ウィーン名物シュニッツェル(子牛のカツレツ)を作る時に使いそうなイボイボ付きの金属のローラーが腕の上を走る。うげっ!痛気持ち良い。「Kちゃんもこれは好きみたいで、これ自分で買ったんですよ。でも、彼女にはもっと深いとこまで鍼を打って、ぐりぐり動かすんですよ。タオルを口にくわえて痛みを堪えてます。頑張ってますよ」それは凄い。「IGAさんにはちょっと無理そうですね」もちろんです。「はぁい、今日はこれでお終いです。お疲れ様でした」はい、いろんな意味で疲れました。

れから数週間。何度かそんな治療を続け、痛みも軽くなって来た。「あぁ、ずいぶん柔らかくなってきましたね」はい。耐えて来た甲斐があります。「では今日は俯せで♪」ん?また声がちょっと楽しそうじゃないか。「はい、腕を上げてください。失礼します」おっ!脇の下をマッサージ?うげげっ!痛い!他人に脇の下を委ねることも怖い。まして相手は美しき男前女性。「はい、力抜いてください」と言われても。うじじじっ!痛みで腰が浮いてしまう。「1、2、3、はいもう少しです」ふぅ。「1、2、3・・・」いでっ!これは効きますね。いででっ!身を捩る痛みが全身を貫く。男性は痛みに弱いというが、私はトップクラスに違いない。とても子供を産めそうもない。「Kちゃんは子供産んだ時より痛いって言ってますよ」そうなのか、Kちゃん。お互いにこの痛みを耐えて、再びスカッシュができるよう完治を目指す、同志のような気持になってきた。じゃあ、今度Kちゃんに会った時には、お互いに脇の下のツボを押し合ってみます。「ははは。ぜひやってみてください♪」・・・そんな時でも爽やかで、男前な先生なのだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 3日 (日)

東京を眺めるプール「ザ・リッツ・カールトン東京」②

Photo_8気楽夫婦のホテルでの生活は、海外でも国内でもほぼ変らない。シティ・ホテルでも、リゾート・ホテルでも。朝起きて、スポーツ・クラブへ直行。軽く汗を流し、シャワーを浴びて、ゆったりと朝食。その後はプールサイドでのんびり読書。(南の島の場合は)陽射しに汗をかいたらジャグジーに浸かり、気が向いたら軽く泳ぐ。シティ・ホテルのプールの場合は、ひたすら水中ウォーキング。そしてお腹が空いたら冷たいビール(シャンパンなら尚可)と昼食。午後はまたプールサイドで読書の後に、エステでリフレッシュ。そして夕刻にホテルの中のレストランで食事。そんな生活。だからこそ、ザ・リッツ・カールトン東京で過ごす短いヴァカンス(とは言えないだろうけど)でも、2人はこのホテルが誇る豪華施設「ザ・リッツ・カールトン スパ&フィットネス by ESPA」に期待していた。

Photo_10年の夏は南の島のリゾートに行けそうもない2人だからこそ、楽しみにしていたスパ。とは言え、このホテルのスパ・トリートンメントは、お高い。高い場所が大好きな2人とは言え、お値段が高いのは決して好みではない。そこで向かうのはジム、そしてプール&ジャグジー。宿泊客は無料で利用できる。但し、ジムをタダで利用するには部屋で着替え、部屋に戻ってシャワー。プールの場合は、水着に着替えた上にバスローブを着てエレベータに乗る。この方式、海外のホテルには良くあるけれど、他の宿泊客とエレベータで一緒になった時など、ちょっとテレる。ちょうど2人がプールに向かおうとした時、タイミング悪く、日本人カップルが乗り合わせる。このスタイルでプールに行くのは間違っていないんだよ!というオーラ(?)を精一杯撒き散らす。伝わったかどうかは疑問だけれど。

Photo_1646階に位置する「スパ&フィットネス」は、2,000㎡もあるゆったりとした施設。エレベータを降り、受付後に見えてくるのが外光を取り込んだ明るいプール。すぐ隣には、やはり明るく大きな窓があるジム。天井は高くないが、外を眺めながら走ったり泳いだりするのが大好きなお気楽夫婦。4台ほど並んだトレッド・ミル(ランニング・マシン)は、六本木ヒルズ・ビュー。心地良い眺め。これだったらずっと走っていられる気がするね」朝食前にも関わらず、妻は快調に走り続ける。パーク・ハイアット東京マンダリン・オリエンタル東京ザ・ストリングス・バイ・インターコンチネンタル東京などと並ぶ“天空のジム”。

Photo_9クア施設は、適度に本格的なプールと、南側に突き出した2面採光のジャグジー。抜群の眺望。眼下に青山霊園や神宮外苑の緑が続き、その向こうに新宿のスカイ・スクレーバーがミニチュアのように並ぶ。開放的な眺め。良い施設だ。しかし、ちょっと冷たいプールの水温と、お風呂のように温かいジャグジーのバランスが微妙。プールに入っていると寒くなり、ジャグージで暖を取る。♪熱い泉に素足をひたして見下ろすスカイ・スクレーバー♪プリンセス×2の『ダイヤモンド』を口ずさみながら。(とは言え、プールの水温を上げ、ジャグジーは長く浸かれるように水温を下げてはいかがでしょう)利用者も適度な人数で、混むでもなく、ガラガラでもなく、良い感じ。期待した通りの居心地の良さ。ふぁ~、なんかリラックスできるねぇ。「あと2、3日滞在できると良いのにね」妻がちょっと淋しそうに呟いた。また訪れたいお気に入りホテルが増えたということでもあるけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月28日 (土)

平常心とは?「スカッシュ団体戦in宇都宮」

Photo_6京オリンピックの代表の座を賭けて、各種目のアスリートたちが、国内の選手同士で、あるいは各国代表と熾烈な争いを行っている。土壇場で16年ぶりの出場を果たしたバレーボール日本男子チーム。話題のレーザーレーサーを着て世界新記録をマークした北島康介。ギリギリで決勝進出を果たし、連続出場を危ぶまれたのに奇跡的な大逆転で優勝した400Mハードルの為末大。いずれも土壇場でいつも通りの、あるいはいつも以上の集中力で代表となった。それとは逆に、決勝の最後の直線で失速した200Mの末次慎吾や、A標準記録を持ちながら3位に終わり代表内定を決められなかった女子走り幅跳びの池田久美子など、トップアスリートでも積み重ねてきた練習の成果を試合で出し切れない場合がある。

Photo_7してや、アマチュアのスカッシュ愛好家が、平常心で試合に臨むことは容易ではない。「試合前になるとお腹を壊してトイレ多くなるんだぁ」「私もぉっ!(涙)いっつも前の晩からぴーぴーなんだよねぇ」監督(私)の前であられもない話をする彼女たちが出場するのは、前週に引き続きスカッシュ団体戦。前週では敵同士だったメンバーの混成チーム。お揃いのスコートで宇都宮まで遠征する、チーム名「ハニカミクイーンズ」の4人。前週はフレンドのカテゴリで向かう所敵なし!の水準だったが、今回は無謀にも<一般>グレードに参戦。ジュニアの日本代表候補や、全日本出場経験ありのベテランや、インストラクターまで参加する大会。彼女たちが平常心で戦うことも、自分たちの力を出し切るのも困難な試合。残念ながら善戦したものの、全試合とも惜しくも勝てず、最下位に終わった。

Photo_6ころで、私が出場するはずだった男子団体も一般グレードで参戦。ところが、私の腱鞘炎が治らず、急遽助っ人をお願いし、コーチの山ちゃんを含め4人で参戦。(私が出場しないのに、チーム名だけは「チームイガイガ」)いざと言う時の山ちゃんを除けば、エースはクラブチャンピオンのMちゃん。ところが、彼は本番に滅法弱い。山ちゃんのレッスンを受けている時のプレーは安定し、脚も良く動き、ボールのタッチも、アングルも素晴らしい。なのに、大会ではこれと言った戦績を残していない典型的な内弁慶。ブルペンエース。なのに、この大会は違った。安定した試合運びで連戦連勝。小気味良いショットが無人のコートに突き刺さる。彼の働きで見事最終戦まで無傷の6連勝。決勝で惜しくも敗れ準優勝となったものの、普段の実力通りの結果を、実力を出し切った。おめでとう!

Photo_7ちゃんのプレー、今日は素晴らしかったねぇ」「何が良かったんでしょうねぇ」表彰式を終え、全員で宇都宮名物の餃子をつつきながら祝勝会兼反省会。「良く我慢してましたね。冷静だったし、ミスが少なかった。脚も最後まで良く動いていたし。でも最後の試合は相手のペースに合わせちゃいましたね、攻め切れなかった。そこが残念でした」コーチのコメントに頷くメンバー。そうなのだ。彼の普段の実力が出し切れていれば、そうそう負ける相手ではない。その<平常心>とは、<実力>とは、いったい何だろう。普段の練習で身に付けた技術や体力が、試合などで練習の時のように発揮できること・・・だとすると発揮できない理由は何なのだろう。自分に自信が持てない、負けることへの怖れ、それらによる精神的緊張、肉体的緊張で筋肉が強張る。そうだよね。分かっているんだけど。でも、その緊張もまた楽しい。社会人になって、こんな緊張感を持つことって貴重だよね。誰かがそんなことを呟く。しかし、スカッシュの楽しさはそれだけではない。という訳で、明日の記事に続く。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008年6月24日 (火)

大人になって、負けるということ「スカッシュ団体戦」

Photoカッシュ団体戦横浜北会場、試合当日。チーム「あらっふぉー」は順調に勝ち進む。団体戦は3人1チームで、それぞれが15、30、45ポイントまでを争うリレー戦。1人目はどちらかが15ポイントを取るまで。2人目からは前のメンバーのポイントを引き継ぎ、2人目は30ポイント、3人目は45ポイントを取るまでの争い。誰をどの順番で出すかは、監督(私)の采配次第。チームの勝敗が(多少は)左右される。その日は監督の作戦が見事に的中。Hちゃんと妻がポイントを大きく先行し、アンカーのMちゃんが余裕を持って逃げ切る。このチームの勝利の法則。予選リーグの全試合に勝ち、決勝トーナメント進出。お揃いのショッキングブルーのスコートが頼もしい。「う~っ!優勝したぁいっ!こんなチャンスめったにないし!」普段は穏やかな役員秘書、Hちゃんのテンションも珍しく高い。

Photo_3勝トーナメントも順調に勝ち進み、最終戦の決勝を迎える。相手チームは同じ用賀のレッスン仲間。共に全勝で勝ち上がってきた強豪同士。お互いの手の内を知り尽くしているだけにやり難い。接戦が続くことが予想される。まずは先鋒のHちゃんが先行し、圧倒的なリード。次鋒の妻が追いつかれそうになりながらも、かろうじてリードを保つ。そして3番手、Mちゃん。相手はかつてオープントーナメントに参戦していたK。手強い相手。この組合せが明暗を分けた。慎重になり、自分のペースがつかめないMちゃんに対し、落ち着いた試合運びのK。いつの間にか逆転。あ~っ。負けちゃった。どちらのチームも監督として応援していた私としては、両チームの活躍に満足しながらも、複雑な気分。朝からずっと拍手をし続け、大きな声で声援を送った私の掌は真っ赤で喉は痛い。ふぅ。

Photo_4彰式も終わり、全員にこやかに、それでも勝者たちは満足の、敗者たちは悔しさの表情を、ほんのりと滲ませながらの記念撮影。同じクラブのメンバー同士、優勝チームへの副賞のボールを仲良く皆で分け、記念のポーズ。ふぅ。決勝は見応えがあり、とても良い試合だったけれど、それだけに(正直に言えば)妻のチームに勝たせたかった。決勝に進んだ両チームのコーチ、山ちゃんの手配で祝勝会の会場へ向かう。会場はひとつ隣の駅だとのこと。う~ん、電車に乗るまで我慢できなぁいっ!近くのコンビニでビール買って飲もうぜ!「そうしようっ!」メンバーのノリは抜群。優勝、準優勝おめでとう!缶ビールで乾杯!美味しいっ♪旨めぇ!コンビニの前で歓声が上がる。

して祝勝会もその勢いで大酒飲み。酔って、笑って、泣いてるやつも。「今日は、皆良かったっすよ♪皆はボクの自慢です!」コーチの山ちゃんは実に嬉しそう。「スカッシュは私の永遠の友だから、ずっと続けるんだ」役員秘書Hちゃんの発言にびっくり。情熱を表に出さないタイプに見えるのに、秘めた思いがあったのかぁ。それにしても、大人になって、勝敗がはっきりするスポーツに接することは嬉しく、楽しい。次は勝てるかもしれないという、再チャレンジが可能なのがスポーツ。負けても、その悔しさを次の試合のエネルギーにして頑張れる。負けっ放しにならないように、次は勝てるように。そして私はと言えば・・・。「ねぇ、大丈夫?今、拍手してたけど、何だったの?」隣の妻が私の身体を突く。ん?気がつけば、そこは深夜の電車の中。夢かぁ・・・。ウチのチームの誰かが良いプレーをして、グッショット!って叫んで、拍手していた私。次は優勝だ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月31日 (土)

整体&ボクササイズ「のぞみ整体院」

Photo深夜の帰宅が続いている。会社の事情で、数ヶ月続く過酷な(涙)日々。慢性的な睡眠不足と肩凝りに悩まされる妻。なのに、私はと言えば、対照的なお気楽生活。先に食事を済ませ、お風呂に入り、ビールを1本。風呂上りのビールの余りの美味しさにもう1本。妻を待っているためと自分に言い訳をして、蘭(芋焼酎)のロックを1杯。調子に乗って瑞泉(泡盛)のロックをいっぱい。しかし、深夜の独り酒は浸みる。実にしみじみ旨い。そこに妻が帰ってきて、主食?のポッキーを齧る。「やっぱり寝る前のポッキーは旨いねぇ♪」幸せそうではある。う~ん、でも、これはいかんっ。こんな生活は身体に良くない。どげんかせんといかん。週末の朝食は食物繊維をたっぷり摂るメニューを心がける。たっぷりの野菜サラダを盛り付け、オムレツを焼き、コーヒーを淹れて妻を起こす。うぅ~ん、良いダンナ(私のこと)だ。でも、それだけでは体調は回復しない。

気楽夫婦にとって、身体に良くない要素が他にも重なっていた。週末のスカッシュレッスンの時間はなんとか確保できてはいたが、平日に1回はジムに通うといういつものスケジュールが組めない。その上、腱鞘炎の私はスカッシュができない。トレッドミルで走りこむが、流す汗に物足りなさを感じる。そんな日常を数年来通っている「のぞみ整体院」で零すと「ボクササイズやってみませんか?」と誘われた。先生が元プロボクサーだったということは知ってはいた。年明けから大好きな(一晩にボトル1本だった)酒を控え、身体を鍛え直してボクササイズのレッスンも始めたことも聞いていた。それに、平日の午前中は鍼灸師の国家資格を取ろうと専門学校に通い始めたとのこと。偉いっ!整体と言っても幅広い。「のぞみ整体院」の場合はスポーツマッサージ系。ストレッチの指導なども併せて行ってくれるお気楽夫婦の信頼できる主治医的存在。やりましょう!

Photo_2IGAさんは、身体の左右のバランスが悪いのが分かりますね。左のジャブがまっすぐいかずに遠回りしてます。でも腰の回転は左の方が良いですね。もしかしたら左利きかもしれませんね」あぁ、そうなんですか。「奥さまは、体重が後ろの足に乗ってます。前の膝に体重が乗ってないので膝の上の筋肉を使ってませんね。身体が細い割には膝の上に脂肪が付いているのはそのせいです。これ、取れますよ」ほほぉ、そうなんですか。「モチベーション、上がっちゃうねぇ♪」妻は珍しくたっぷり汗をかきはじめている。「それに奥さまは呼吸の仕方が悪いですね。息を吐いて!吐いたら吸えます。これを覚えると運動能力が上がりますよ」なるほど。妻はスカッシュをやっていても息を止めてしまい、長いラリーの後はがたっと運動能力が下がってしまう。なるほど。全てが他のスポーツに応用できる。これは面白い。

は疲れた時に休息で回復することもあるが、適度な運動で回復することも多い。お気楽夫婦は適度な運動を選ぶ。それにはこのボクササイズが最適。レッスンを始める前にマッサージと念入りのストレッチ。1時間弱のボクササイズでたっぷり汗を流し、最後にまたマッサージとストレッチ。先生1人と生徒2人のトレーニングだからお気楽。細部を指摘されその場で修正できる。進歩が目に見えて分かる。これは楽しい。健康な身体を維持するにはコストが掛かる。時間も掛かる。でも、楽しく汗をかき、疲れた部位をマッサージでケアされ、バランスの悪い身体を矯正され、家に戻ってから行う自主トレーニングの方法まで指導していただく。それで、お1人様3,000円。(えぇ~っ!とスタジオのTVショッピングおばちゃんたちの声が聞こえそう)これは激安!通い始めて8週目。妻の呼吸も、私の左右のバランスも格段に良くなってきた。「ふぅ、気持良かったねぇ。やっぱり身体動かすのは良いよねぇ。身体の隅々まで血が回ってるよぉ。来週も来るよ♪」望むところだ!私の腰周りの脂肪も落ち始めている。効果抜群!ボクササイズ!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年4月 6日 (日)

ダンゴ&ピッツァ「お花見テニスの悲劇」

Photo_8爛漫。ご近所に住む友人夫妻のマンションのベランダから眺める桜も満開。隣にあるテニスコートの周囲の桜が豪華絢爛な花を付け、見て見て!と咲き誇っている。そのコートでお花見をしながらテニスをやろう!というお誘い。友人(妻)の妹の息子(早い話が甥)が高校に入学し、ソフトテニスから硬式に転向するので一緒にお相手して欲しいとのリクエスト。やるやる!久しぶりだけど、本気プレーができそうじゃない。ふふん。相手に取って不足はない。(相手からは不足と思われるかもしれないけれど)そして当日、快晴。お花見と言えば“お団子”でしょう♪ということで、みたらし、あずき、ゴマ、磯辺、さくら、ズンダ、など、近所のダンゴやさんにある全ての種類を買い占めてコートに向かう。

Photoートサイドは桜の花で覆われ、空は青く、(少し禿げてはいるが)緑のコートが目に眩しい。実に爽やか、良い気分。久しぶりのテニス。ラケットを握り、素振りをひとつ。お、重い。スカッシュラケットを持ち慣れた身にはずしっと感じる重さ。不安がよぎる。気を取り直し、さっそくボールを打ち始める。が、なかなかボールコントロールができない。ボールも重い。不安が増す。高校生相手にラリーを続ける。身体は小さいが良いボールが返ってくる。えいっ、ナイスリターン。ん、調子が出てきた。サーブもいってみよう!お、良いねぇ。ベッカー世代は、セカンドサーブも速いんだぜっ!(高校生はボリス・ベッカーなど全く知らない)ぶんっ!(空振りの音)ナイスサーブ。どんなもんだいっ!

Photo_11ぅ。お団子でも食べて休憩、休憩。オヤジはすぐ疲れる。高校生は元気に相手を変えてボールを打ち続けている。ようし、試合だぁ。うっ、強いぜ、高校生。かなり本気でボール打ってるし。うあぁ、負けかぁ。よし、今度は友人(夫)とペアを組み、高校生には妻とペアを組んでもらい勝ちに行こう!ばしっ!ナイスサーブ。絶好調。ぽてん。ナイスコース。やったぁ!「大人のプレーですね」大人気ないプレーで、高校生相手に本気で勝利を喜ぶ2人の大人。「楽しかったぁ、またやろうね♪」スカッシュ仲間の役員秘書も満足気。よしっ!シャワーを浴びてビールだぁ!「お昼はサルヴァトーレに、ピザとパスタのデリバリを頼んでありますから」うわぁ~いっ♪

Photo_12杯ぁ~い。友人(妻)の作った前菜を食べながらデリバリを待つ。予約の時間が過ぎても到着せず。スポーツの後で、皆は腹ぺこ。店に電話をすると「もう届きます」との答え。30分経過。再度電話。「申し訳ありません。届いている頃ですが」予約の時間から1時間近く経って到着。ちょっと冷め気味。でも、味は抜群。「さすが、サルヴァトーレ!」「でも遅かったね(怒)」「でも、すっごい美味しいよ」「それにしても遅すぎだよ(怒)」と言いながらも、3枚のピザとパスタを平らげようとした時、♪ピンポォ~ン♪ん?店の責任者がお詫びと返金に来たらしい。事情を聞くとバイトくんが途に迷ったとのこと。だったら電話しろよ!バイトくん。「きちんとしてるし、対応速いねぇ」「さすが、サルヴァトーレ!」皆、お腹いっぱいで余裕の発言。良かった良かった。ん、ところで右腕がちょっと痛いぞ。「大丈夫?」妻が心配する。

Photo_13朝。ううっ、痛い。右腕の肘と手首が、かなり痛い。罹り付けの整体院に行くと、「あぁ、腱鞘炎ですねぇ、あ、痛いですか。強すぎましたか。ごめんなさい。かなり痛そうですねぇ。スカッシュは止めておいた方が良いですねぇ」診察結果を妻に報告。「そうかぁ。でも、やってみなきゃ分かんないよ。行くよ!」テープを巻き、手首を固定し、ボールを打つ。テニスよりは軽いラケットとボール。なのに、ずっきん!びりびり。痛い。かなぁり痛い。あ、コート出ます。無理です。「ダメだったかぁ」・・・ん、もしかしたら、妻が心配したのは、私の身体ではなく、一緒にスカッシュができなくなってしまうこと?「え、そうだよぉ」・・・そ、そうなんだぁ。全治2週間。週に2回、整体に通う、幸福で悲劇的な日々は続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月29日 (土)

良き宿、良き仲間「サンセットブリーズ」

Photo_6ざぁ~。ざざぁ~という音が微かに聞こえる。ん?ここはどこだ?狭い部屋。畳に布団。隣には妻と友人(妻)が。おぉ~、そうだ。スカッシュの大会で千葉まで来ていたんだ。2人を起こさないように、そっとカーテンを開ける。朝日に輝く海が目の前!身体には前夜の酒がたっぷり残っているけれど、気分は(半分)爽快。良い朝だ。しばらく目覚めそうもない2人を残して部屋を出る。「おはようございまぁ~す」見知らぬ宿泊者から声を掛けられる。大会関係者で貸切のこの宿は、顔を知らない同士でもスカッシュをやっている仲間だという意識でお互い自然に挨拶をする雰囲気。「・・・おはようございます」くぐもった声で声を掛けてきた巨体は同じクラブのMちゃん。顔がむくんでいる。前夜は早めに暴走を始め、早々に沈没。朝風呂に行くらしい。ふふふ。やっぱり良い朝だ。

Photo_2へ出ると、まだ肌寒い空気の中にも春の暖かさが紛れ込む。のんびり散歩気分。建物に隣接するフットサルコートの人工芝の緑が眼に眩しい。昨夜のパーティでオーナーの倫くんが挨拶で披露したことばを思い出す。「・・・おかげさまでスカッシュ以外の利用の方も増えてきました。企業研修やフットサルの合宿など。そんな宿泊のお客様全員に、スカッシュを体験していただいています。ここにいらっしゃる皆さんがそうであるように、スカッシュは体験すればハマってしまう素晴らしいスポーツです。それをきっかけに1人でもスカッシュを続ける方が増えていけばと思っています。明日は順調に行けば、学生時代にお世話になった山崎さんと準決勝で当たります。そして決勝は石渡くん。プレーヤーとしては、お2人と対戦できることを楽しみにしています・・・」涙が出てきそうな、良い挨拶だった。

Photo_4宿に戻ると朝食の準備の真っ最中。美味しそうなサラダが盛り付けられはじめていた。この宿は食事も美味しい。昨夜のパーティも、体育会系のメンバーのために、ボリューム充分、味も満足のメニューが盛りだくさん。炭水化物系がちょっと多かったけれど、残すようなことはしない参加者たち。大会会場で顔を合わせるけれど、話をしたことのなかった大勢の人と知り合いになった。同じクラブのレッスン仲間とも新鮮な会話を交わせた楽しいパーティだった。「山ちゃんのプレー初めて見たんですけど、カッコイイですね。ほんと、見直しました」とのコメント。コーチとしてだけではなく、プレーヤーとしても彼は一流。あれでもう少しストイックにスカッシュをやっていればチャンピオンになったんだろうけど。でも、お間抜けな酔っ払いで、底抜けに明るく、でかい声が耳印で、すぐどこにいるか分かる、そんな山ちゃん”こそが、お気楽夫婦は大好きなのだ。

Photo_3の山ちゃん、前夜の宴会での活躍にも関らず、順調に勝ち上がり準決勝進出。しかし、攻めても攻めても、拾えないボールはないのではないかという倫くんのスカッシュに対し善戦の末に敗退。それでも前夜の酒量を考えたら、超人。その教え子として臨んだ久しぶりの試合は、初戦敗退。「良く走ってましたね」「良い試合でした」と観戦してくれた方たちに慰められたものの、負けは負け。とは言え、楽しい試合だった。スカッシュを愛する仲間たちが集まり、スカッシュを愛するスタッフによって運営された楽しい大会に参加し、スカッシュを愛するオーナーの情熱で運営される素晴らしい施設でプレーできたことが、何より楽しく嬉しかった。「ちっ、つまんなかったぜ」寝不足の上に1回戦は不戦勝で時間が空き、2回戦では身体が温まる前に無残に負けた妻がこぼす。よしっ!今度はここで合宿だ!WEBスカッシュの皆さん、ぜひご一緒しましょう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月23日 (日)

情熱のコート「サンセットブリーズ」

Photo006年3月、日本における“スカッシュの聖地”とも言える「横浜スカッシュパーク コータコート」が閉館。コート数9面、全日本選手権などの会場ともなった名門コートを失った国内の多くのスカッシュプレーヤーは、絶望的な気持になった。競技人口が増えず、各地のスポーツクラブでコートが閉鎖されるニュースが続いてはいたが、まさかコータコートが、というショック。このまま衰退してしまうのか、と思った矢先に2つの素晴らしいニュースが届いた。ひとつはコータコートのあった<横浜>という地にこだわり、横浜にスカッシュ専用施設を作るという元日本チャンピオンの、もうひとつは閉鎖される<コータコート>にこだわり、コートの資材を譲り受け、房総にスカッシュコート付きの宿泊施設を作るという元日本代表の、それぞれがスカッシュプレーヤーの胸を熱くする知らせだった。

Photo_3ンセットブリーズ保田」・・・それが元学生チャンピオンでもあったオーナー、丹埜倫(たんの・ろん)くんが建設した施設の名前。施設紹介のサイトによると、波穏やかな東京湾に面し、晴れた日には海の向こうに富士山が浮かんで見える抜群のロケーションだという。やはり閉鎖された千代田区の施設「保田臨海学園」を買い取り、コータコートで使用されていた資材を利用し、新たなスポーツ&宿泊施設として2007年10月にリニューアルオープン。ある週末、その“スカッシュ界の新たな希望”とも言える施設を訪ねた。訪問の理由は久しぶりの大会参加。IGAは実に三年ぶりの公式戦。実は大会参戦は二の次で、ずっと応援してきた元日本チャンピオン、石渡くんの引退試合を観戦するため。

Photo_2本チャンピオンになれる逸材と期待された年、バイク事故で大怪我。大手術の後に見事に復活し、2004年の全日本チャンピオンになった石渡くん。しかしその後も何度か怪我に泣かされ、今年行われた世界選手権の日本代表入りを逃してしまった。まだまだやれるという周囲の期待もあるが、スカッシュで“飯を食う”ことの困難さも含め、本人も悩んだ末の結論だろう。そして、惜しまれながらもプロのプレーヤーとしては引退。そんな彼の力強く華麗なプレーの見納めということで向かった、房総への小さな旅だった。品川からバスに乗って1時間余り、木更津駅で電車に乗り換え40分。移動した時間以上に都内から離れた気持にさせる、のんびりした駅に降り立った。そして駅からタクシーで数分。カジュアルながらスタイリッシュな、シモキタにありそうなカフェのような趣。ふぅ~ん、なかなか良いじゃない。

Photo_7宿泊施設とは別棟のコート。外階段を上る途中の踊り場で房総の長閑な海が見える。へぇ~、良いねぇ、ここ。コートのコンディションは国内最高峰の水準。グリップの利く床、コート内は明るく均一な照明。観戦スペースも充分。そして何よりも、この地でこのコートを育てて行きたいというスタッフの情熱が溢れる、愛されているコートだ。集まった選手も、応援に来たプレーヤーも、そんな雰囲気を育み、楽しみ、リラックスしているようだ。とは言え、お気楽夫婦が参戦した大会の名前は<マジックオープン>。2人のコーチ、山ちゃん率いるスカッシュマジック“のんべ軍団”の集合だ。体育会系のパーティ、大広間での宴会の翌日、二日酔いでがんがんする頭を抱えながら試合に臨んだIGA、朝方までの騒乱に眠れなかった妻の試合の結果は・・・。(To be coninued)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月17日 (日)

TOKYO,Honolulu,NYC「東京マラソン」

Photo_2008東京マラソンを完走した、人たちを観たそれもTVで。暖かい部屋でぬくぬくと「うわぁ~!気温2.5度であのランニングシャツで寒くないのかなぁ」などとほざきながら。実にゆるい観戦。日テレが番宣というか、大会の宣伝をかなり前からやっていたこともあり、ついつい観てしまった。日テレと言えば、箱根駅伝やら24時間チャリティマラソンやら、走ることに関していつの間にかやたら力を入れているTV局となった。それにしてもテレビの影響だけではなく、東京マラソンの盛り上がり方は凄い。他局の取り上げ方も全般に好意的だし、観客の数も驚くほど多い。何より走る人自体が間違いなく増えている。竹橋にある会社に通う身として、皇居周辺をグループで走る人たちを見かける機会も多く、マラソンブームを実感する日々。(スカッシュ仲間のHくん、完走できたかなぁ?)

Photo_3ストンマラソンの名所?と言えば“心臓破りの丘”とか、NYCマラソンはと言えば“クィーンズボロー橋”。そして東京マラソンは、スタートの東京都庁を皮切りに、皇居を半周回、東京タワーを横目に品川を折り返し、銀座四丁目を左折し、浅草雷門に向かい、最近話題の豊洲を横切ってお台場に向かう。TVで観戦している分には見所も多くなかなか楽しそうなコース。沿道の観客の声援も暖かく、出場者からは励まされる、嬉しかったとのコメントも多い。昨年不足気味だった給水ポイントの水やバナナも今年は充分用意されていたらしい。良かった良かった。第1回目から3万人のランナーが走る大会も珍しいし、今年は募集人員の5倍以上の申込みがあったという。凄いね。2回目にして早くも定着した感がある。先輩格のシティマラソンにも引けをとらない大イベントとなった。

P1060686は一生走らない。マラソン走ったり、山登ったりする人の気持が分かんないんだよねぇ」妻の発言は一貫している。ジムで走るのはあくまでもトレーニング。スカッシュのためだったり、脂肪を燃やすためだったり。(どこに脂肪が付いているんだよっ!と突っ込みたくなるけれど)彼女の大好きな村上春樹が走ることを軸にした<個人史(メモワール)>と呼んでいる著書「走ることについて語るときに僕の語ること」についても感想は同様。村上春樹の思考や動向に興味はあっても、彼の走ることへの思いは共有できないらしい。ボストンマラソンやニューヨークシティマラソンを走った彼の文章は、好きなものを小説的な描写とはまた違った表現で綴られた良い本なのに。そして何よりも、生の彼が現れているほっとする一冊なのに。(ノーベル文学賞獲らなくてほんとに良かったですねぇ、村上さん)

う言えばNYCの友人夫妻も、日本でのマラソン経験など一度もないのに、NYCマラソンを2人で走って完走した。東京であれば皇居を周回する市民ランナーが多いように、NYCであればセントラルパークを走る人のなんと多いことか。彼らも大会直前にパークを走って練習を積んだという。ちょっと羨ましい。実は、いつかホノルルマラソンを走ってみたいと(ほんのちょっとだけ)思っている。前職の会社の出張でホノルルマラソンの10kmウォークに参加した際に、完走者たちに感じた緩やかな連帯の記憶。大会翌日に完走Tシャツを着ながら誇らしげに街を歩き、見知らぬ同士が気軽に声を掛け合い、すれ違いざまにハイタッチをし、ハグしたりしている風景が。ちょっと良い感じでしょ?「でも、私は走らないよ」うぅ~む、なかなか手強い。南の島の魅力で、そこをなんとか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月26日 (土)

浜松移住計画(3)「理想のスポーツクラブ」

Espo月太りでさぁ・・・という言い訳は、せいぜい数週間の有効期限。ひと月近く経っても蓄えた体重が落ちず、ゆるめの下っ腹を眺め焦る日々。お気楽夫婦は日常的に体重を量るだけではなく、体組成計を使って体脂肪率、内臓脂肪、基礎代謝などを毎日チェックしている。わずかな数値の上下に一喜一憂。体重や体脂肪率が増えると、ジムに通う時間を捻出しようと仕事を調整し、たっぷりと汗を流す。もっとも私の場合は、流した汗以上にアルコールを摂取するから余り効果があるとは思えない。けれど、“体重を量る”という行為が体重上昇の抑止効果になっているのは間違いない。(今どきの体組成計は体重の増減などがグラフでひと目で分かるだけでなく、急激に体重が増えるとアラーム音を鳴らすのだ!)

いうことで、お気楽夫婦に必要になるのが、自宅から通い易く、2人の利用する施設が充実しているスポーツクラブ。まず第一にスカッシュコートがあり、コートは適当に空いており、排他的に一部のメンバーだけで独占されていないこと。そして(泳ぐのにではなく)歩くのに適したプールと快適に走れるトレッドミルが充分あること。それにジャグジーなどの水周りが充実していれば申し分なし。そんな条件を首都圏で満たそうとすると、これがなかなか見つからない。施設が充実していれば自宅から遠く、近所のクラブにはスカッシュコートがない。そこで2人は窮余の策として、周辺の複数の施設を使い分けてなんとか満足できる水準を保っている。スカッシュは用賀、水回り充実なら調布、交通の便では成城、というように。あぁ、どこかに全てを満たす施設があったらなぁ。

Espo_4んな理想のスポーツクラブが、浜松にあった。地元電鉄系<遠鉄スポーツクラブ エスポ>。スカッシュコートは2面。熱心なプレーヤーたちが足繁く通い、初めてでも一緒にプレーできる雰囲気。合格。天井が高く、大きなガラス窓から明るい陽射しが差し込む開放的なプールエリア。本格的なラッププールがあるばかりでなく、かなりの大きさのエクササイズ用プールが隣り合っており、プールサイドに2つのジャグジー、ドライとミストの3つのサウナ。さすがに土地代が安いためか造りに余裕あり。ロッカールームは改装したばかりで明るく清潔。ジムのスペースもゆったり。「これは私たちの理想のクラブだね」妻も満足気。さらに妻の両親が住むマンションの最寄り駅からわずか2駅という立地。ドアツードアで10分余り。こりゃあ移住するしかないね♪ ところが・・・。

が微笑み、何か話したそうな雰囲気。悪い予感がする。普段は口数が少ないのに、こんな時に限って主張は厳しい。「実はまだ条件があるんだよねぇ」え?何?「週に1回、用賀のクラブに通うよ!高速バスだと安く往復できるしね♪」え?え?毎週日曜のレッスンのために?「土曜から来て、芝居を観たり、友だちに会ったりできるじゃない♪」どうやら妻は今のライフスタイルを大きく変える気持はないらしい。それに加え、「浜松に帰ったら働かないよ!」と妻。え?え?え?・・・ということは、それまでに充分な蓄財が必要ということ?それは凄い!(他人事のような)経済的なハードルが格段に高くなる。妻の両親が元気な内にと計画し出した移住計画。実現までには時間がかかりそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月14日 (月)

待望の週末「スカッシュ漬け」

Photo_2 月の楽しみのひとつは、朝からお節料理を肴に酒を飲みつつ、だらぁ~っと箱根駅伝のTV観戦をすること。今年も妻の実家で往路を、自宅に戻り復路を観戦した。この中継番組のスポンサーはサッポロビール。私のお気に入りのブランド。我家の冷蔵庫にはヱビスか黒ラベルが常備されている。そしてTV観戦のもうひとつの楽しみがサッポロビールの箱根駅伝オリジナルCF。数年前、橋爪功が海の見える露天風呂に浸かりながら「今頃学生たちは箱根を走っているんだよなぁ・・・」とビールを飲んでいるシーンが印象的だった。

Photo_5る週末、朝から恵比寿のスポーツクラブでスカッシュ。仕事でお付き合いのあるノルウェー企業の社長とご一緒。英会話ではスムースにコミュニケーションが取れないけれど、コートに入って小さな黒いボールを打ち合えば、ことばよりも密なコミュニケーションが取れる。背の高い彼のリーチを考慮し、速いクロスショットでサイドを抜く。「YES!」と彼。「サンクス!」と私。交わすことばは日本人プレーヤーと大差なし。けれど、何よりも同じスポーツを愛する者同士の緊密な空気を共有できる。(南の島で鍛えた妻の英会話は何とかなっていたようだった)プレー後、のんびりとジャグジーに浸かりながら思い出す。あぁ、そう言えば今頃スカッシュの強者たちは牛タンを食べて頑張っているんだよなぁ・・・。

Photo_4の日はちょうど仙台で<牛タンオープン>が開催されていた。(正式名称は「東北オープンスカッシュ選手権」)スカッシュの大会は開催地に因んで<手羽先オープン(中部)><餃子オープン(宇都宮)>などと参加者に勝手に呼ばれ、試合に参加するだけではなくプレー後の打上げが楽しみにされている。東北オープンも友人の何人かをはじめとして大勢のスカッシュプレーヤーが参加し、牛タンを食べることが第二の目的となっている大会。きっと彼らは有名店「牛タン炭焼き 利久」辺りに出没しているに違いない。(写真は昨年の仙台出張で撮影した上から「利久」の牛タン焼き、三元豚のロースト・ラタトゥイユ添え?、鰯のカルパッチョ香草ドレッシング)確かに「利久」の牛タンは美味しい。けれど何よりもスカッシュの仲間たちとコートでたっぷり汗を流した後の牛タンの味こそがたまらなく旨いのだ。

カッシュの楽しみはいろいろ。ハードな練習で汗を流すこと自体の充実感。無人のコーナーにボールを沈めた時の爽快感。気力と集中力が漲ったラリーを続けた時の快感。仲間たちとのアフタースカッシュ。そして、ことばの要らないコミュニケーション。

に5回はスカッシュやりたい!という妻にとっては、待望のスカッシュ漬けの1日。午後にはいつも通りにスカッシュレッスンを受け、夕方から友人夫妻向けにスカッシュをレッスン。初めてのお2人にスカッシュの楽しさが伝えられたかどうか。まだまだ日本ではマイナーなスポーツだけれど、魅力はたっぷり。妻も終日スカッシュができて満足の様子。「明日もスカッシュやる?」・・・さすがにそれはちょっと、腰が既に痛いし。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2007年9月30日 (日)

宇都宮と言えば・・・「餃子と酒と、スカッシュと」

P1050812仙台と言えば「牛タン」、名古屋なら「手羽先」、博多は「モツ鍋」などという名物は人によって微妙に違うだろうが、宇都宮と言えば・・・「餃子」と、100人に聞いたら100人までが答えるほど有名になった。スカッシュ・プレーヤーにとって、各地で開かれるトーナメントに参加し、地元の名物を味わうことが楽しみになっている。それぞれのトーナメントは(裏では)通称で呼ばれている。東北オープンを「牛タンオープン」、南九州オープンは「宮崎地鶏オープン」、そして宇都宮オープンはもちろん「餃子オープン」!

そんな餃子の街、宇都宮に遠征した。名目はスカッシュ合宿&交流会。お気楽夫婦が通っているスポーツクラブのメンバー10数人で宇都宮のスポーツクラブで練習会を行い、翌日に地元クラブのメンバーと交流試合を行うという趣向。人によっては、初日の夜の「帰る心配をせずに心置きなく飲める宴会」を目的に参加しているメンバーも多い。もちろん私もその1人。しかし、普段は帰る心配をして抑えて飲んでいるのか?という突込みには返すことばもない。というより、いつも心配してません!と元気に答えるしかない。そして、そんな酔払い軍団を引率するのは、我らがコーチであり、元日本代表、現日本代表コーチのYAMAちゃん。彼が最も宴会を楽しみにしているとも言える。

P1050794とは言え、レッスンあり試合ありの充実した2日間。ちゃんと練習もやりました!と(私のブログの読者だというYAMAちゃんの奥さまのためにも)証拠写真も掲載。モデルは私が目指す還暦越えプレーヤーのIさん。いつもとは違うメンバー同士での練習も新鮮。初日のレッスンを終え、宿泊先のホテルにチェックイン。いくつかトラブルもあったものの、多くは語らず初日の“夜の交流会”へ。そこでもいくつか事件はあったものの、これまた多くは語らず。ホテルについては、主催者だったYAMAちゃんはたいへんだったと思うが、客観的には笑って「不思議な経験したなぁ」と思えるもの。宴会の小さな事件もいつものような酔払いエピソード。たっぷり楽しく飲んだし、今後繰り返し語られる良いネタになることだろう。

そんなメンバーが最後まで本領を発揮したのは、帰りの電車。駅ビルの餃子屋「宇都宮みんみん」でたっぷり並んで、たっぷり餃子を食べた後。店の向かいにある「成城石井」で、お酒やつまみを買込むメンバーたち。並んでいる間に相談した結果、帰りの電車を新幹線ではなく、湘南新宿ライナーのグリーン車に変更。車内でたっ ぷり飲んで帰ろうという算段。ビール、シャンパン、酎ハイなどの飲み物や、ポテチ、枝豆、チーズ、などバラエティに富んだつまみを持ち込む。乗車時間は2時間余り。12人定員の1階席を10人で占拠し、足りなくなったアルコールは車内販売のお姉さんに(もちろん有料で)給油支援してもらう。途中の駅から知らずに乗り込んだおばちゃんが、空いている2人席に座ったのもつかの間、宴席の気配を察知して僅か1分で退散。ご迷惑をお掛けしました。それにしても楽しい宴会の日々でした。あれ?やっぱり酒呑み合宿?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月30日 (土)

豪華と閑散の狭間で「THE SPA成城」

Photo_192人は実にわがままにできている。リーズナブルな入場料で混んでいると、「ちっ!安いから混んでるぜ」と舌打ちするし。高価な入場料で空いていると、「おっ?空いてて良いけど、経営は大丈夫か」と余計な心配をする。(それに最近はガス探知機は付いているか?とか、美人社長じゃないか?などとさらに余計な心配をしなければいけない)・・・と言うことで、ご近所の豪華スパ・リゾートを訪れた。“豪華”とは言ってもせいぜいが入場料2,090円、室内着込み。けれど、ふだん行っている温浴施設の4倍!妻の実家を訪ねる際のお気に入り<お~風る(おーふーる)>でも、2,000円だった入場料を900円に値下げした。

P1040500なのに(皮肉ではなく)堂々とこの料金は立派。だからこそ、実に気持ち良く空いている。土曜の昼下がりにも関らず、ほぼ貸切状態でお風呂に浸かれる。こうして浴室内の(無断)撮影ができる。5種類あるジェットバスも独りで堂々と順繰りに入れる。これが爽快極まりない。叫びまわり走り回る子供たちの姿はない。だからリラックスしに来たはずなのにイライラすることもない。サウナの順番待ちをしたり、ようやく入ったら汗まみれの腹部ぽっこりおやぢの隣しか空いておらず、仕方なくちんまりと濡れきったバスタオルの上に座る必要もない。混んでいないから、暇なスタッフがマメに掃除するために清掃も行き届き、清潔。マッサージの予約時間は希望通りに取れる。・・・これが、たった2,090円で手に入る。素晴らしい。

Photo_194“天然温泉”という今までは“売り”だったものが、一気にマイナスイメージになってしまったのか。マーケティングや経営方針が誤っているのか。広告宣伝が上手くいっていないのか。何かがこの状態を生んでいる。いずれにしてもこのままでは赤字垂れ流しになるリスクがある。この設備レベルでどれぐらいの投資なのかは分からないけれど、ちょっと心配。実は、この経営母体の企業に株主優待目的で小さく投資し、優待券で入場しているお気楽夫婦。今後の経営の行方がちょっと気になる。

Photo_195「施設は出来たててできれいだし、空いてて気持良いねぇ♪」妻は約束の時間を気にせず、のんびりと湯に浸かり、待ち合わせのレストランにやって来た。そこは室内着で寛げるリラックススペース。ファミレス感覚の価格設定のメニュー。館内は全て非接触型のICチップで入場管理を行い、支払いは全て退場時に精算。らくちん。食事の後に足裏マッサージでまどろみ、リラグゼーションルームでうとうと。そして身体が冷えてきたら、再度入浴。「これがご近所にあって嬉しいけど、営業続けられるかなぁ」さすがお気楽妻とは言え、株主としての自覚もある。「でも、混んでいるお風呂に行くと、子供たちを蹴飛ばしそうになるんだよね」・・・それは、もしかして“過失”としてではなく“故意”として?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 2日 (土)

SCに関する一考察「ジムのある生活」

P1040404“SC”を何の略だと思うかは人それぞれ。流通関係者及び買物好きのオバちゃんたちは“ショッピング・センター”だろうし、家電メーカーにお勤めのお父さんなら“サービス・センター”、衛星放送まできっちりチェックしている映画好きの方々なら“スター・チャンネル”、などなど。ちなみに、この記事のタイトルの“SC”は“スポーツ・クラブ”。お気楽夫婦の生活に必須の場所。ただし、駅からの距離、ロッカールームの広さ、混み具合、それに何よりもスカッシュコートがあるかどうか、二人のSC選択の基準は厳しい。残念ながら、まだご近所には全てに合格のSCはない。

二人がスカッシュをはじめてから10年以上。その間、一度もラケットを握らなかったという週は数えるほど。平均すると週に1、2回は確実にコートに入っている。うわぁ~っ、凄いですねぇと言われることもあるが、周囲のスカッシュフリーク達に比べると、お遊び程度の頻度。実際、週に一度の練習では体力や技術レベルの維持がやっとで、目に見えるほどの向上は難しい。それでも、たっぷり汗を流した後のビール、ではなく爽快感は他に代えがたい。通えるものなら、週に何度も通いたい。何度も・・・問題はここにある。

スカッシュというマイナー・スポーツを継続するためには、そこそこのエネルギーが必要。一番の問題はコート。お気楽夫婦の住む私鉄沿線でも、団塊の世代の引退を狙ってか、SCがどんどん新設されている。なのに、スカッシュ・コートを有するクラブはほとんどない。二人は電車で通うにはちょっと大変な場所にあるSCまで、行きは(たまに)バスを乗り継いで、帰りは確実にタクシーで通っている。ちょっと贅沢かな、いったい何様?と心を痛めながら。だからこそ、そのSCの最寄り駅にマンションを買換えようかと何度物件を見て歩いたことか。年に50回SCに通い、往復タクシーで、それを10年続けると・・・。ん?なんだぁ、車を買って、駐車場代を払って、ガソリン代やら車検やら考えたら、タクシーの方が安いんだぁ。・・・という計算を何度二人でしたことか。それでも痛み続ける“贅沢は敵だ”という気持。(妻はこっそり贅沢は“素敵だ”と呟くが)

そんなある日、バスで5分ほどの場所に新設クラブが完成。通っているSCへの途中。系列も一緒。さっそく行ってみなければ。と、でかい。某(って言ったって、きっちり写真にロゴは入っている)SPA(エス・ピー・エー:製造小売業)の巨大店舗や、やはり巨大なSPA(こちらは、スパ)と同じ建物の中に、やはりゆったりとした広さのスポーツクラブ。最上階のジムには巨大なガラス窓。トレッドミルが窓際に並ぶ。遠く都心のビル群を眺めながらランニング。く~っ、気持良い。プールも広く、天井も高く、ロッカールームも清潔で豪華。ここ、いいじゃない♪いつかスカッシュができなくなったら、ここに通うかなぁと妻に同意を求めると、「ダメだよ。スカッシュは70歳になっても続けるんだからねっ」な、70歳ですか。ってことは、私は・・・。はい、できる限り、ご一緒しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 5日 (土)

お気楽リゾート「スパリゾートHAMAMATSU」

Photo_141温泉好き、お風呂好きの典型的日本人のお気楽夫婦が、またもやSPAリゾートにでかけた。宿泊先は4LDK、約100平米のコンドミニアム。南向きの広いベランダでのんびり風景を眺める。ゆとりのリビングダイニングに続くアイランド型のキッチン。大型冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機も完備。オートロックでセキュリティも万全。ご近所のSPAに出かける際には専用の車で、専属のドライバーが案内してくれる。裏道まで知り尽くした老練なドライバーは渋滞知らず。滞在中に数ヶ所のSPAやテニスコート付きのスポーツクラブなどに出かけ、お風呂三昧の日々を過ごした。

Photo_142最初のSPAは、神殿風の造り。日本人向けに漢字の看板。<お~風る(おーふーる)>という名前はフランス語で“Eau Feurre”から来ているらしい。施設は何種類ものバスと、専用着に着替える岩盤浴、タイ式マッサージや韓国アカスリをはじめとしたボディケア、ゆったりとしたリラグゼーションスペースなど、一日滞在できるほどバラエティに富み、清潔で豪華。それにしても、さすがお風呂好きの日本人。利用者のほとんどは日本人らしい。・・・って、日本だしっ!というか浜松じゃないっ!妻が横槍を入れる。そう、向かった場所は妻の実家、浜松。両親は一軒家を売却し、老後のバリアフリーな生活のためにマンションを購入した。察しの良い方ならお分かりのように、その一室に宿泊し、お父さんの運転する車で、近所の日帰り温泉施設やスーパー銭湯に通う日々。

Photo_143しかし、それらの施設は侮れない。東京ならば倍以上の入場料を取るんじゃないかというような、いずれも豪華で広々ゆったりとした施設。周囲には緑が溢れ、空が広い。浜松の奥座敷、舘山寺温泉<サゴーロイヤルホテル>の屋上露天風呂は、浜名湖が一望できる絶景。春の爽やかな風が心地良い。湖に向かって“どうだっ!”ポーズをとった後で、大宴会場でランチバイキング。これが穴場コース。この値段で合うのかと心配になる程。浜松餃子あり、浜名湖産車海老のフライあり、地元名産がたっぷり。

Photo_144この春に政令指定都市になったとは言え、土地は充分なこの街のスポーツクラブは広々として、気持が良い施設が多い。砂入り人工芝のテニスコート6面と室内テニスコート2面は無料!体育館ほどの巨大なプール。高い天井までのガラス窓が脳天気に明るい。まさしくリゾート仕様。スカッシュコートがないのが玉に瑕だが。それにしても、テニスラケットとウェアを持参して実家に向かうお気楽夫婦。スポーツシューズは置きっ放し。東京から新幹線で1時間ちょっとの場所に、リゾートマンションを持っている気分。・・・これなら老後も安心って、ご両親の老後じゃなく?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月20日 (日)

落とせ体脂肪!「スカッシュ?」

P101_1このところ、週に3回のジム通いが続いている。いつもは週1回のスカッシュレッスンだけなのに。それには、いくつか訳がある。汗ばむ夏に、どうせだったら気持の良い汗をかいて、シャワーを浴びて、美味しいビールを飲みたい、という理由がひとつ。さらには、南の島のヴァカンスに向けた体力(体型)維持がもうひとつの理由。

・・・なにしろ、南の島での生活は、毎日こんな生活なのだ。

Dsc_1朝目覚めると、妻を起こさないように静かに起き、本を読む。ホテルの部屋の構造によって、その場所はリビングだったり、バスルームだったり、ガーデンのサラの下だったり。そして、一緒に朝食を摂った後、ジムで走る。そして、シャワーを浴びた後は、ビール♪プールサイドに移動して、パラソルの下で読書。じんわり汗をかくと、微かにライムの香りする冷たいおしぼりで顔を拭き、ビール♪軽くランチを摂りながら、ビール♪夕方、スパで二人でマッサージ各種を受け、とろりんとした後で、シャワーを浴び、ビール♪のんびり夕食を摂りながら、ビール♪&ワイン。(ビールをシャンパンと置き換えても可)

そんな生活の結果、出発前の体重を規定値(±0kg)とするなら、南の島から帰る頃にはボクシングなら2階級アップ(+3kg)は確実。だったら、ヴァカンスに行く前に規定値を下げる(-Xkg)のだ!という作戦が、ジム通いの目論見。ところが、二人が通うジムで行うスポーツはスカッシュのみ。エアコンの利いたコートで、1時間も汗を流せば一時的に体重は減る。しかし、所詮は短期的な減少。体脂肪は減っていない。水分が身体から出ているだけ。そして、シャワーの後にはビール♪・・・これじゃぁ、減る訳がない。分かっている、分かっているんだけど、スカッシュは好き、トレーニングは嫌い。そんな葛藤を繰り返し、南の島に向かう二人。

そして、ホテルにチェックインしたが最後、そんな準備は(実は準備になっていない訳だが)あっという間に無駄になる。魅惑的な朝食と、太陽の下で飲むビール、エスニック好きの二人を誘惑する夕食が、二人の体重を確実に増加させる。・・・こんな二人の体脂肪削減作戦は、果たして成功するのか?「それよりも、飲みすぎで毎回お腹壊して帰ってくるんだから、そっちを注意したら?」と、妻。・・・ということで、行ってきます!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月29日 (土)

IGA、エースを狙え!「(ミニ)テニスブーム」

P102「岡、エースを狙え!」病院のベッドで呟く宗方コーチ。病室に戻った蘭子が花瓶を落とす。海外遠征に向かう飛行機のタラップで、岡ひろみが不安な顔で振り向く。「いま、コーチの声が・・・」それを聞いた藤堂は、コーチの死を直感し、岡に言葉をかける「大丈夫。コーチは、いつも君の側にいるよ」・・・なぁんてシーンを何の資料も見ずに書ける自分が怖い。そう、私はかつてマンガマニアだった。大島弓子、山岸涼子、萩尾望都の“花の24年組”、吉田秋生、手塚治虫、大友克弘、諸星大二郎、内田善美など、好きなマンガ家は枚挙に暇がない。・・・ただ、今日のテーマはテニス。うっかり封印していたマンガの世界に入ってしまうところだった。あぶない、あぶない。

そんな私は、20代の頃“テニス小僧”だった。会社帰りや休日に仲間を集めてテニス三昧。夏には、高原でのテニス合宿を企画。グランドスラムのTV中継は欠かさず観戦。好きなプレーヤーは、ボリス・ベッカー。ファーストサーブより速いセカンドサーブを真似て、ダブルフォルトを繰り返した。そして、メインのスポーツはラケットボールを経て、現在のスカッシュへ。テニスをやる機会も少なくなった。そんなある日、酔っ払ったスカッシュ仲間が「たまにはテニスやりたいねぇ」と、漏らした一言に食いついた私。じゃあ、今度企画しよう!と2週間後には実行。久しぶりのテニスに血が騒ぐ。

数年ぶりのテニス。スカッシュに馴染んだ身体には、テニスのラケットが大きい、重い。最初は皆、コートの外に大きくボールを飛ばし、ボールが減っていく。ジュニア向けのレッスンをやっている隣のコートから紛れ込んだボールをこっそり借用。それでも、そこはかつてのテニスブームに乗っかった世代。30分後には何とかラリーも様になってくる。素人テニスの基本はダブルス。一球ごとに、ゲームを取るごとに、歓声を上げてペア同士が掌を合わせる。ガッツポーズ。楽しいっ!屋外で流す汗も気持良い。「こりゃぁ、きっとビールも旨いぜっ!」そう、企画のメインはアフターテニスの飲み会。

「楽しかったねぇ」わいわいと傾けるジョッキ。スカッシュとテニスの違いは、ダブルスで戦う面白さ。ペアの組合せで変わる結果。パートナーを励まし、調子に乗せることが大事。シングルスが基本のスカッシュは、全てが自分の責任。「夏休みに、南の島でもテニスやろうか?」調子に乗った妻が提案。彼女に小さな“テニスブーム”が来たらしい。うぅ~む、でも、どうだろう。二人でプレーするんだったら、炎天下でのテニスよりエアコンの利いた室内でのスカッシュかなぁ。(ビールはどちらにしても旨いから良いけど)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月 4日 (日)

いつもの酒、いつもの肴「なかむらや」

060523_2スカッシュで汗を流した後に、決まって行く店がいくつかある。それらの店では、流した汗以上にアルコールと言う名前の水分を摂る。最初は生ビールと言う名の琥珀の液体をぐびりと飲み干し、その後に芋焼酎という名の透明な香りの良い水分を摂取する。店の名は、<京うどん 葵>だったり、<なかむらや>だったり。いずれも居心地の良さと、安定して美味しい料理とお酒が嬉しい店。週の半ば、ちょっと疲れたかなと思ったら、スカッシュで汗を流し、いつもの店で、いつものメニューをオーダー。仕事のストレスが霧のように消えて行く。

その日も、いつものようにスポーツクラブがあるビルの地下、<なかむらや>に顔を出した。背が高く、ムスタッシュが良く似合うマスターがにこやかに迎えてくれる。マスターの名前は、中村さん。そのまま。まっすぐなネーミング。まっすぐなメニュー。まっすぐな味。素材を大切に、無駄な味付けは無用。その日のお薦めは、いつものメニューに加え、由比港直送の<生桜海老><釜揚げしらす>そして、北海道直送の<エゾシカのたたき>。“限定”にはめっぽう弱い。迷わずオーダー。いつものメニューも忘れずに。

限定メニューにはマスターの能書きがもれなく付いてくる。知り合いの方から紹介されて、由比から直接送ってもらったという<桜海老>が、文字通り桜色にぴかぴか美しい。生山葵を乗せて、醤油をちょっとだけ付けて口に放り込む。長いひげがちくちく。季節限定の香りが口の中に拡がる。うんまぁ~いっ!「そうでしょう♪」得意そうにマスターの髭が微笑む。エゾシカは、軽くスモークしたものをカルパッチョのように薄くスライスしてサラダ仕立てで。これまた味わい深い。良い味。またまたマスターの髭がぴくぴく。

ジョッキが空になる。「いつもの芋、いきますか?」スタッフに声を掛けられる。以前薦められて美味しいかった銘柄がすっと出てくる。<純芋>をロックで。旨いっ。いつものように、スカッシュでたっぷりと良い汗をかき、居心地の良い店で、美味しい酒を飲み、美味しい料理を食す。隣には酒が飲めない妻が、私の酔っ払い度数を測っている。こんな瞬間が私を幸せにする。こんな一日が私をまた元気にする。「全くあなたは、かんたん、単純、幸せだね」妻がつぶやく。・・・そう、こんなシンプルな幸せが大切。この幸せを手に入れるためにどんなに苦労したことか。「あれ?そうだっけ?何しんみりしてるの?」・・・妻は、楽しいことしか記憶に残らない。買ったものの値段は支払った瞬間に忘れる。「OK!OK!」・・・そう、世は全てこともなし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月19日 (日)

さよなら!「コータコート」

P10102621998年5月、お気楽夫婦は無謀にもそのコートに立った。スカッシュを始めて数ヶ月。それまで続けていたラケットボールというベースはあるものの、ルールも良く分からない。それなのに、<コータコートカップ>という大会に参戦してしまった。・・・結果は二人とも初戦敗退。ふぅ。しかし、その敗戦がスカッシュに“ハマる”きっかけのひとつになった。負けた悔しさもあり、参加できる大会には可能な限り参加した。3週連続で出場し、いずれもベスト8以上に残り、おまけに腰を痛めたこともあった。海外旅行に出かける時は、スカッシュコートがあるホテルを探した。そして、ラケットやシューズを持参して飛行機に乗り込んだ。スカッシュのサイトで知り合った友人たちと、香港まで試合を観に行った。そして毎週日曜日のレッスンが最優先・・・。

そんなふうにスカッシュが二人の生活の“核”のひとつになった。そのスタートが、この<コータコート>だった。コート数9面、大会用に周囲全てが透明な壁のセンターコートもある日本有数の規模。“スカッシュの聖地”だった。・・・過去形で書くのは、残念ながら2006年3月で閉鎖されてしまうから。(テニスで言えば、田園コロシアムがなくなったような、野球で言えば、甲子園球場が閉鎖されるぐらいの影響)この大規模なコート閉鎖だけではなく、各地でコートが減っている。冷たく言ってしまえば、ビジネスである以上、適正なマーケットに適正な施設数、ということも言える。使用する人が少なければ減り、多ければ増える。魅力あるスポーツであれば人気が出る。当然の淘汰。

ただし、自分に関わることになると“建前”は吹っ飛ぶ。お気楽夫婦が愛する、このスカッシュというスポーツは残って欲しい。絶滅危惧種になる前に、自分たちに何ができるのか。・・・取りあえずコータコートを会場とする最後の大会に妻が参加した。結果は、初戦敗退。彼女に勝った相手が優勝。消化不良の最後の試合。ふぅ。

しかし、その日、素晴らしい試合を観戦できた。一般男子準々決勝<福井VS清水>。若手有望選手同士の息詰まるラリー。勝利した福井の、戦略的な試合運び、類まれなフィットネス・・・涙が出そうになる程、素晴らしい試合だった。こんな試合が国内で実現できるスポーツなら、チャンスはある。より多くの人にこのスポーツを知ってもらえるように、好きになってもらえるように、スカッシュの後のビールの旨さを体験してもらえるように、・・・って、おいおいっ!結局“お酒”かいっ!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年10月 2日 (日)

藍ちゃんの1%「スカッシュ国際大会」

P100T

ある種のスポーツ観戦人口のかなりの割合は、同じスポーツの競技者だ。典型的なのはゴルフ。藍ちゃん人気で、4日間に5万人弱が集まった日本女子 オープン。その大部分がゴルファーだったと思う。そして、同じ日程、同じ最寄り駅の会場で行われた「WISPA TRADERS UNITED YOKOHAMA OPEN 2005」の観客は、100%競技者だったと断言して良い。知らない人の方が圧倒的に多いだろうこの大会は、相鉄線緑園都市駅から程近い、横浜スカッシュ パーク「コータコート」で開催された。・・・残念ながら観客動員数は二桁違う。

スカッシュは、日本ではマイナーなスポーツ。この大会は、日本のスカッシュプレイヤーにとっては待望の、10年ぶりに日本で開催される国際大会。 世界ランキング上位の選手が何人も顔を揃える、現在の日本ではなかなか開催を望めないレベル。競技人口が少なく、観戦人口はさらに少ない。全日 本選手権の結果でさえ、新聞には掲載されることはない。でも、一度観て欲しい。透明な壁で囲まれ、コート内の照明が周囲の薄い闇に浮き上がったセンターコートを。その中で、サイドウォールぎりぎりに打ち 込まれる、素人では手も出せないようなボールを難なく返し合う美しいラリーを。驚異的な反応で身体を移動させ、瞬時に相手プ レーヤーの逆をつくコースに打ち込まれるボールを。床ぎりぎりに飛ぶボールを、軽いステップで追いかけ、左右のサイドに打ち分けるフットワークを。

私たちが観戦したのは、準決勝2試合。プレーヤーのタイプも、試合展開もそれぞれ異なる、しかしどちらも素晴らしい試合だった。この水準の試合が身 近で開催されることで、競技全体のレベルが上がり、結果、このような試合で勝ち進める日本選手が出現する。・・・そんな他の競技では当然のようになった状況をスカッシュはようやくつかめるか、手放してしまうかの分水嶺にいる。 アマチュアの愛好家ができることは、ごく僅かだが、その一助になりたい。週一回コートに通い、レッスンを受け、ラケットを買換え、大会の観戦を し、ローカル大会に参加する。それが、わずかながらもスカッシュ関連マーケットを活性化させ、このマイナースポーツを支える。そう信 じたい。ふだんは“お気楽”スカッシュを楽しんでいても、こんな機会には真摯に考えてしまう、“世界レベル”の大会だった。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年7月31日 (日)

日曜はダメよ!「最優先のレッスン」

dsc旅行の計画を立てる際のポイントは、レッスンが休みかどうか。海外へ出かける場合は、土曜日までには帰って来ようと試みる。最優先事項は、日曜に通う“スカッシュ・レッスン”だ。すなわち“ホテルおたく”、“旅行好き”と言いながら、それを怒涛の寄りで土俵の外に弾き出してしまうのがスカッシュということになる。☆写真はNYCの友人宅のインチキ(アメリカン)スカッシュコート。モデルは友人。

そもそもスカッシュに“はまった”きっかけにはいくつかの段階があった。もともと二人で通っていたスポーツクラブにラケットボールコートがあり、数年間プレーしていたこと。そのコートの一部が変形ながらスカッシュコートに変わり、やってみたら面白かったこと。(その違いはなんだ?という一般的な疑問には今回触れない。)良い仲間と出会えたこと。そして、あるクラブのレッスンで現在のコーチに出会えたこと。

健康管理やストレス解消など、人にはそれぞれスポーツをするモチベーションがある。至って健康で、ストレスの溜まらないタイプの妻がスカッシュをやるのは“楽しい”から。それも毎週日曜のレッスンが楽しくて仕方がないと言う。私はと言えば、ストレスを溜めやすい性格の上に、スカッシュの後に痛飲するという不健康さに加え、上級クラスに籍を置くために「なぜお金を払ってこんな辛い練習をするんだろう?」と自問する日々。でも、やはり“楽しい”のだ。思い通りのラリーができて、自分の打ったボールが無人のコーナーに消えていく時の快感。届かないと思ったボールを打ち返せた時、自分の身体の限界が思ったより遠くにあったと自覚する喜び。

毎週レッスン後には2kgも減ってしまう身体に、ビールで水分を補充する。腰痛や坐骨神経痛を抱えながらプレーし、整体で治療し、足裏マッサージに通う。・・・決して身体を大事にしているとは思えない私。でも二人の願いは、可能な限り長く(目標は70歳?)プレーしたいということ。そして、気持の良い汗をかき続けたいということ。シャワーの後の美味しいビールを飲みたいということ。そんな思いで毎週コートに通う二人だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月30日 (土)

自家製の粉チーズ?「フットアドバンス」

dsc初めて足裏マッサージを、それも強烈に痛い“台湾式”マッサージを経験したのは、沖縄のリゾートホテルだった。そこは浜松町に本店のある有名店。身体の各所に不具合のある私は、余りの痛みに5分も我慢できなかった。二度と経験するものかと誓った。その後、優しい英国式やバリ式のマッサージを経験し、アロマの柔らかな香りの中でうとうとする快感も覚えた。

・・・でも、何かが足りない。心地よさに身を委ねるだけでは、あの快感は得られない。苦痛の後にやってくる解放感と爽快感。痛さに声を上げ、汗を流し、施術するスタッフと会話もできない一瞬。反射部の説明も記憶に残らない。記憶中枢が一時的に機能しない。そんな苦痛のすぐ裏に潜む快感の記憶を再現すべく新宿店に通った。しかし、予約が取りにくい上に、住まいから交通の便が今ひとつ良くない。

そんな時に発見したのがこのお店。聞けばその有名店で修行?をした店長が独立して開業した店だとか。なるほど、確かに痛さの系統は近い。場所は成城学園駅から歩いて3分ほどの小さな店。住まいに近い分だけ気軽に行きやすい。山本店長をはじめ、スタッフとの距離も適度に近くアットホームな雰囲気。そしてマッサージだけではなく、爪や足裏のケアも豊富な知識をベースにアドバイス、もちろん施術もしてくれる。

ある日フットケアしてもらいながら、私のブログの話題になった。「じゃあ、角質ボロボロの写真を撮りましょう。雑誌の取材とかマス媒体じゃ、こんな写真載せられないですからね。でも、こんなになりますって、ほんとは分かり易いと思うんですよ。」という訳で、カメラアングルを気にしながら何枚か撮影。・・・でも、サンプルとしては不適当?余りにも美しくない足裏、溢れる角質。イタリアン・レストランで「チーズをおかけします。」と言われチーズリナーで削ってもらっているのに、「あ、それぐらいで結構です。」と言い忘れたような・・・。(そんな美味しそうには見えないけどね。)男性もぜひ、お試しいただきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)